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美容医療の現場から考える 薄肌との向き合い方 〜ロート製薬 ダーマセプトRX×薄肌友の会 座談会レポート〜

執筆者の写真: ichifemmu
ichifemmu
23 分前
読了時間: 11分

2026年1月26日。

今回ロート製薬さんのダーマセプトRXとの座談会の第一部では、銀座リシェスクリニック院長の平岡 美樹子院長先生にご登壇いただき、美容皮膚科医から見た薄肌さんへの所見と美容医療を受けるときのアドバイスをお話いただきました。


平岡先生は東京大学医学部を卒業後、一般皮膚科で火傷や外傷、乳幼児の全身疾患など、幅広い皮膚トラブルを診療されてきました。肌が美しくなると性格まで明るくなっていく患者さんたちの姿に触れるうち、美容皮膚科へと情熱を注ぐようになったといいます。


現在は、銀座リシェスクリニック(東京都中央区銀座8-8-8 12F)を開業し、院長としてご活躍されています。

先生があまりにも美しすぎて、横の席に待機しているだけで目が眩んでしまいそうでした。笑


“ 自分らしい美しさを大切にしていこう ”


第一部座談会の冒頭で、平岡先生が参加者へ伝えてくださったメッセージです。

私たち迷える薄肌の友に、この後も、ありがたいお言葉をたくさんいただくことになります。




《 第一部の内容 》


  1. 薄肌さんの特徴のおさらい

  2. 皮膚科医の視点から見た薄肌-ミクロの世界-

  3. 実は知られていないレチノールの誤解

  4. 薄肌さんでもできるアンチエイジング医療

  5. 薄肌さんが美容医療を受けるときの注意点




《 薄肌さんの特徴のおさらい 》


「銀座リシェスクリニックには、薄肌さんが結構いらっしゃいます。」


スライドの最初に、先生がおっしゃいました。

薄肌友の会 管理人2年目の私は、この時点でもう感動でうるうるしていました。


薄肌は医学的証明が難しいので、コミュニティ立ち上げ当初は疑問に思われたり、医療関係者から「そんなものはない」と、はっきり否定されることも少なくなかったです。


それでも当事者の自分たちで、ああじゃないかこうじゃないかと仮説を立てて、一般化粧品や薬事法の範囲で経験や知恵を持ち寄り、脆くて繊細な肌をより扱いやすく、美しく見せ、好きになるため真摯に活動してきました。


知と美の究極体のような平岡先生から、当然のように薄肌の存在を認めるお言葉をいただけて、心の底から嬉しく感じました。


平岡先生の言葉が続きます。


「薄肌さんは年齢もさまざまで、遺伝的な要素が多いと思います。」


「医療現場で会ってきた薄肌さんは、角層がスカーフみたいにペラペラ、表皮もやはり薄いですね。」


ここで、薄肌友の会コミュニティで固定表示している”薄肌の特徴”について、医学的観点でご説明してくださいました。


「このような特徴は、医師から見て、炎症を起こしやすい、乾燥や刺激に弱くハリが失われやすいと診断できます。」


「だけど悪いことばかりではなく、透明感が出やすい、キメが細かい、ニキビは少なめ、といった良いこともあるのが薄肌さんの特徴です。


つまり…、

お手入れをちゃんとすれば綺麗になりやすいポテンシャルを秘めた肌!


と言えます。」


嬉しいー!そうではないかと予想はしていたのですが、美容皮膚科医の先生からお墨付きをいただけました。



《 皮膚科医の視点から見た薄肌-ミクロの世界- 》




足底とお顔の皮膚を顕微鏡で見た写真が映し出されました。

ピンクの角層と、紫の表皮の厚みが全然違います。


「一人の人の皮膚を顕微上で見てみると、例えば足底と顔でも皮膚の厚みは全く違うし、顔の中でも厚い部分と薄い部分で皮膚の厚さは3倍の差があったりします。


一人の体でも同じ皮膚の厚さではないし、他の人と比べても、同じではないですね。


特にお顔の皮膚がとても薄い患者さんを治療するときは、薬剤の作用時間やレーザーの出力時間などの、治療のやり方を皮膚の薄さに合わせて細かく調整しています。」


次に、平岡先生のクリニックで治療を受けた患者さんのビフォーアフターのお写真が映りました。



「美容皮膚科の世界では、真皮の炎症を抑えることが大切だと言われています。」


モニターの女性の肌は、術前だと顔全体に赤みが広がっていたのが、3ヶ月後の術後は赤みが落ち着き、自然なツヤが生まれていました。


「薄肌の方は、花粉やPM2.5などが真皮に侵入しやすく、炎症を起こしやすい肌質だと言えます。


真皮に炎症が生じている場合、炎症を鎮める治療を行うことで、3ヶ月ほどでこれほどまでに見た目でも変わりました。


皮膚科医の立場からは、お肌の炎症を抑えるスキンケアや治療を取り入れていかれることをお勧めします。」



《 実は知られていないレチノールの誤解 》



「レチノールを使うと、薄肌がますます薄くなりそうで怖いです。」


座談会参加者の多くから、事前に届いていたコメントです。


「レチノールを使うと皮膚が薄くなる、これは誤解なのです。」


薄肌さんもレチノールを積極的に使ったほうがいいと、医学的根拠に基づいて平岡先生が説明してくださいました。


『肌に合うレチノールの種類と濃度を適切に使った』と仮定して、皮膚断層ごとに、このようなエビデンス効果が発表されています。



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✔️ 角質層→ うねうねした角質層がコンパクトになり、なめらかに整う


✔️ 表皮→ 表皮の細胞分裂が促進され、厚みがUPする


✔️ 真皮→ 真皮の血管やコラーゲン産生を促進する


✔️ 肌全体→ 酸化ストレスが軽減、抗炎症作用で赤みが落ち着く


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


このように角質層から真皮までレチノールの利点が働くことで、厚みとハリがある健やかな肌を作ることができる、というわけです。


「ですが、薄肌さんはA反応を起こしやすい傾向があります。」


やはりそうみたいです。

肌を厚く丈夫にしたいけど、A反応が怖くてつらい。


このジレンマに対して、平岡先生から具体的な改善方法をご紹介いただきました。


A反応が起きやすい薄肌さんがレチノールを使う4つのポイントのまとめです。



‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


1. 準備→ レチノール使う際はしっかり保湿・セラミドを取り入れる


2. 頻度→ A反応が辛ければ塗る頻度を週に2~3回など減らしてみる


3. 作用時間→ それでも辛ければshort contact therapyとして15分だけ塗ってヒリヒリしはじめたら洗い流す


4. 濃度→ レチノールの濃度は弱いものから徐々に慣らす


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《 薄肌さんでもできるアンチエイジング医療 》



次に、薄肌さんに出やすいエイジングサインをご紹介いただきました。


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✔️ 皮膚が緩みやすくハリが失われる

✔️ 脂肪の量が少ないケースが多く頬コケ額こけや窪みが目立つ

✔️ 炎症を起こし赤みが生じてシミや肝斑の色ムラができる


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まさにもうすぐ40歳になる自分のことでした。


どこの皮膚科にいっても「脂肪が少ない、気をつけて治療しないとコケる」と言われますが、皮膚のたるみがとても気になります。


色ムラも顔中にあってベースメイクで隠そうとすると厚塗りになってますます老けて見えます。


「薄肌さんでも始めやすいアンチエイジングの治療として、


肌を剥かない低刺激なララピールで水分量を増やし、

ボトックスはマスト、

必要ならヒアルロン酸でコケの対処、

HIFU/RFで脂肪をなるべく減らさずにその奥の筋肉や表面の引き締め、


などをおすすめしています。」


エイジングの特徴と向いている治療がわかって、また色々と調べて試したくなりました!



《 薄肌さんが美容医療を受けるときの注意点 》


先生から最後に、薄肌さんが美容医療を受けるときに気をつけてほしい点を教えていただきました。


「薄肌さんは、ダウンタイム(赤み内出血)が長く出る傾向があります。


一回目から強力な変化を求めないようにして、

ピーリングの作用時間やレーザーの出力を弱めからスタートしたほうが良いでしょう。


カウンセリング時に申告するのがベターです。

治療後は念入りな保湿ケアを頑張ってください。ワセリンでもOKです。」


やっぱり、一回で治したい!という気持ちが働きますよね。


でも薄肌は、優しく治療を重ねることで綺麗になりやすい肌と言えます。

激しいダウンタイムで炎症が長引いてしまうと、綺麗になるどころかもっと脆く弱々しい肌になってしまいかねません。



《 平岡先生と参加者のQA 》


残り時間で、平岡先生に参加者からの質問にお答えいただきました。

皆、緊張しながらもマイクを持ち、思い切って質問を投げかけました。


毛穴開きについて

Q「皮脂や角質が詰まっていないのに毛穴の開きが気になります。良い対策はありませんか」


A「たるみ毛穴でお悩みの方は、お肌のコラーゲンを増やすことが大切です。スキンケアでしたらレチノールがおすすめですね。肌のコラーゲン量を増やしてくれます。ナイアシンアミドも良いですよ。コラーゲン産生を促すピーリングという選択肢もございます」



薄肌じゃない人のレチノール反応について

Q「逆に薄肌ではない方のレチノールへの反応はどうなのでしょうか。薄肌の方とそうでない方の反応の違いを教えてください」


A「そこまで大きな違いはございませんが、普通肌の方は赤みが長引きにくく、肌が順応しやすい傾向にあります。



後天的に薄肌になってしまったケア

Q「美容施術をしすぎて後天的に薄肌になってしまいました。薄肌のたるみケア方法を教えてください」


A「後天的に薄肌になられた方は、自然なターンオーバーで戻っていくと思います。美容医療はやりすぎないようにしてくださいね。

たるみケアには、高周波のたるみ治療で熱を加えるのが良いでしょう。逆効果になるのが、カッサなどでゴリゴリとマッサージすること。これはさらにたるみやすくなってしまいます」



敏感な状態でのスキンケア

Q「敏感肌で、敏感な時期の化粧品との向き合い方が知りたいです」


A「極力シンプルにすることをおすすめします。美容ナースの方は、生理前と生理後で化粧品を分けているくらいなんですよ。お肌が落ち着いてから有効成分を使ってみるなど、工夫されるとよろしいかと思います」



薄肌さんが最も注意すべきこと

Q「薄肌の人が一番注意したほうがいいことは何でしょうか」


A「やはり、炎症を起こさないことです。炎症が続くとお肌のバリア機能がどんどん低下してしまいます。摩擦、紫外線、乾燥の3つを避けるようにしてください」



肌の見極めはどうすればいいか

Q「自分の肌の状態を見極めるのが苦手で、同じように見えてしまいます」


A「美容皮膚科の視点でどのように見極めているかと申しますと、肌の調子が良いか悪いか、ガサガサしているか、透明感がないかといった点を見ています。調子が悪い時から良い時に持っていく過程で判断していくんですね。」



3日に1回のレチノール

Q「レチノールを3日に1回でも肌は慣れるのでしょうか」


A「慣れますので大丈夫です。慣れてきたら2日に1回、1日に1回と増やしていけます。レチノールの許容濃度は人によって違いますので、反応が起こらないのが良い状態ですね。」



A反応について

Q「A反応がよくわからないのですが、数日経ってからも起こるのでしょうか」


A「ひとつの目安として申し上げますと、2〜3週間試してみて、それでもA反応が引かないようでしたら、少し頻度を下げてみてください。」



いい美容クリニックの見極め方

Q「いまだに美容医療迷子です。先生から見てクリニックを選ぶ基準を教えていただきたいです。ジャッジの期間はどれくらいでしょうか」


A「そういうお悩みは本当に多いですね。私が患者の立場でしたら、しっかり自分の肌を見てくれるクリニックを選びます。半年くらいかけて肌を育てていくものですので、先生が変わって提案もコロコロ変わるのは良くありません。同じ先生が経過を追ってくれるところが良いですね。『この先生の言うとおりにやればきれいになれるんじゃないか』と道筋が見えるなら、それが一番です。

価格帯も含めて無理なく続けられて納得できるクリニックを選んでください。半年から1年で判断したほうがよろしいかと思います。3ヶ月では少し早いかもしれません。」



肌診断機について

Q「肌診断機はどうでしょうか?」

A「肌診断機はあくまで目安ですね。あったら悪くはない、というくらいです。医師の目視と結果が違うことも多いんですよ。最初の診断というよりは、定点観測のために経過を見るために使うものだとお考えください」



レチノールと紫外線について

Q「レチノールはなぜ紫外線に弱いのか、具体的に知りたいです」


A「レチノールは紫外線に当たった時に物質として変化してしまうのです。つまり効果が起きにくくなってしまいます。また、レチノールを塗った肌に光感受性、過敏性が起こりやすくなります」


時間いっぱいまで平岡先生の貴重な知見を伺い、大変有意義な時間を過ごすことができました。普段は患者様の診療でお忙しい中、貴重なお時間を割いてご登壇くださり、本当にありがとうございました。


《PR》ロート製薬様から提供、座談会の機会をいただきました



この記事を書いた人:いち

取材ライター / Xコミュニティ『薄肌友の会』『薄肌の友ONLINE』管理人https://x.com/ichi_femmu

1988年、北海道生まれ。同志社女子大学学芸学部卒業後、2011年WEBマーケティング会社へ入社。マーケティング、デザイン制作を経験した後、再生医療・美容皮膚科クリニック運営本部にマネージャーとして入社。最新の美容医療や化粧品を現場主義で学びながら、第一子出産を機にX(旧twitter)で美容アカウントを開設。SNS総フォロワー10万人に「健康最優先で子どもに伝えられる美容」をテーマに実体験を発信。趣味は洋服集めとキャンプ。



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